第3週 4月28日 里山の成り立ちと歴史

里山は人々の農耕の営みによってその意味を変えてきた空間です。しかしひとくちに農耕といっても、畑作と水田では地力維持の仕組みと後背地の里山林との関係は大きく異なってきます。この週では、農耕のスタイルと里山との関係を解説しながら、広大な那須野ヶ原開拓地を持つ上流域、細やかな里山景観が息づく中流域、そして水戸市街地に至る那珂川流域の土地利用の歴史についてお話します。山本美穂(農学部 准教授)