第11週 6月30日 里山における米生産と土の恵み

「里山生業実習プログラム」と題して、那珂川源流域の過疎化と休耕田面積が増加傾向にある那須烏山大木須地域において堆肥ベースによる水稲特別栽培を地域住民と宇都宮大学農学部学生・教員の協働により実施しました。その目的は、①地元住民による「在地の知」と農学部附属農場による「堆肥連年施用の研究成果」を融合させ、次世代に継承する機会をつくる。②小学校理科や総合学習の時間に活用可能な「里山教科書」を作成し、体験の成果を小学校教育に役立てる。でした。
平成20年に実施しましたこのプログラムの概要と成果についてその背景となる生態系サービスの変化を調べたデータともに紹介することが本講義の目的です。